第4課で出てくる単語

この課では、名詞の複数形の作り方を学びます。

基本的な複数形の作り方

基本的な複数形の作り方を学びます。複数にしたい名詞の語尾が子音で終わる場合と母音で終わる場合を、便宜上分けて考えます。

子音で終わる名詞の場合

-oččという語尾を名詞の直後に付け加えます。最後の6列の文字は-oččの-oと融合して7列で書かれます。

母音で終わる名詞の場合

多くの場合、-woččを名詞の直後に付け加えます。この場合は名詞の文字の変化はなく、単に ዎች፟ を付けるだけになります。

なお、母音で終わる名詞の複数形に関しては、名詞の最後の母音を落とす形も一応あるようです。しかしこれは現在ではほとんど用いられることはないので、ここでは詳しくは触れません。Leslauの教科書や文法書にはしっかりと書いてありますが、ネイティブですら不可の判断を下すほどですから、使うことはまずないでしょう。

複数形の使用

複数形は、英語のように厳密には用いません。文脈上、名詞が複数であることが明白な場合はわざわざ複数形を使う必要はありません。

ብዙ ሰው「たくさんの人」

ብዙ「たくさんの」と言っている時点で複数なのは明白なので、ሰው はわざわざ複数形にする必要はないのです。もちろん ብዙ ሰዎች のように複数形にしても問題はありません。