ごあいさつ
እንኳን ደህና መጡ።
ようこそ「アムハラ語の部屋」にお越しくださいました。
このサイトでは、東アフリカにあるエチオピアという国で話されている言葉のひとつ「アムハラ語」についての情報を発信していこうと思います。何らかのきっかけでエチオピアやアムハラ語に興味を持たれても、有力なな情報はなかなか少ないのが現状です。そこでアムハラ語の魅力を少しでも多くの方に知って頂こうと思い、このサイトを立ち上げました。まだまだ不慣れな点も多いとは思いますが、徐々に作っていこうと思います。
日本からは遠いアフリカの国、エチオピア。みなさんが興味を持っていただけたら、管理人として、望外の喜びです。
恐惶謹言
アムハラ語とは?
アムハラ語とはどのような言語なのか。こちらで簡単に解説します。
自己紹介と自分語り
エチオピア歴1976年ハムレ月27日生まれ。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業、名古屋大学大学院博士前期課程修了、同大学院博士後期課程単位取得満期退学。専門はアムハラ語の音声学、音韻論、形態論など。現在は各種学校にて言語学などを教える。渓水社『アフリカ諸語文法要覧』「アムハラ語」を分担執筆。また私家版のアムハラ語教科書の執筆協力。趣味はクラシック音楽と古典落語。好きなピアニストはアンドラーシュ・シフ、ダニエル・バレンボイム、内田光子。好きな落語家は古今亭志ん朝、三遊亭圓生、春風亭柳昇、昔昔亭桃太郎など。
アムハラ語に興味を持ったのは、2点。独特のエチオピア文字と発音です。
中学生のころから語学が好きで、特に文字の違う言語には魅力を感じていました。いつの頃からか「ぜひ独自の文字を持った言語をやろう!」と思い始めました。自分なりに色々と調べてみた結果、エチオピア文字に出会いました。「美しいなぁ・・・。」と思い、大学図書館で色々と情報収集を始めました。
もう一つは発音。大学で音声学という授業を取り、世界の言葉の発音をまとめたInternational Phonetic Alphabet(通称IPA)というものを学び、「世界にはいろいろな発音があるんだな」といたく感動した覚えがあります。その後、先生とマンツーマンで発音のトレーニングを受けました。もともと語学好きであり大抵の音は出来たのですが、放出音は1週間の練習を要しました。毎日サークル室で鏡を見ながらカチカチカチ・・・。先輩から「メトロノームみたいだね」と言われました。ようやく放出音を習得し、「せっかくなんだから放出音を使う言語を勉強したい!」と思って調べたところ、どうやらアムハラ語が比較的教材などが揃っており勉強しやすいものだと分かりました。
もともと文字のことでアムハラ語には目を付けていましたし、放出音もできるようになったのだから、これはやるしかない!と思って始めた次第です。