行の文字

第2列、3列、7列の文字は混同しやすいので注意してください。第6列の文字は大変よく使うのですが、手書きの場合、人によっていろいろなバリエーションがあります。後日手書きの例をアップロードしますのでそちらも参考にしてみてください。 活字を何となく真似て書けば分かってもらえることがほとんどですけれどもね。

行の文字

この文字も手書きでは大変書きにくいものが多いです。

行の文字

行の文字の上に横棒を加えたものです。横棒は概して口蓋化を表すと考えてよさそうです。

行の文字

この行の文字は特に問題はないでしょうか。第4列は他の1本足系統の文字と同じように、左側にキュッと曲げるイメージです。

練習

(1) dawit
「ダウィット」という男性の名前です。英語圏のDavidに相当します。私の知り合いにダウィットさんは数人いますが、みないい人です。何となくこの名前には良い印象があります。全くもって個人的なものですが。

(2) joro
「耳」という意味です。

(3) geta
「主」という意味です。宗教的な意味合いを含む場合が多いです。

(4) gurša
「グルシャ」というエチオピア独特の習慣です。エチオピアでは大きなインジェラにシチューなどをかけ、家族や友達と一緒に食べます。その際、友情の証としてシチューを付けたインジェラを相手の口に入れてあげる、という習慣があります。これを「グルシャ」といいます。エチオピアに行って友達が出来、このグルシャをしてもらったら、それは光栄なことです。ただ人の手ですから、外国人の中には気にする人も多いようです。また、食材の安全を気にするのであればあまり嬉しいものでないかもしれません。さらに、お腹いっぱいなのにグルシャをされるとなかなか辛いものがあります。友情の証ですから無碍に断ることも出来ませんからね。田舎に行くと、少しアムハラ語をしゃべるだけで「お前は仲間だ」というかのようにグルシャを勧められることもあります。まぁ一つの習慣として、覚えておきましょう。

(5) dǝldǝy
「橋」という意味です。